代替屋

高度に都市化された渋谷周辺を舞台に食材や調理法を代替して作る「代替」料理を創作、実食可能な体験型パフォーマンス作品へ

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渋谷 野食 図鑑
Shibuya Yashoku Zukan

食べ方

エンマコオロギ

バッタ目/体長:26〜40mm/分布:北海道〜九州/食性:雑食性。草、野菜、小昆虫の死がい/食用態:成虫/特徴:秋の夜、成虫の雄はコロコロリーと高音で鳴く。平地の草原や農地、丘陵地や山に生息。

コオロギの中でも大型で美味しい。外皮から柔らかで丸ごと食べられ、栄養バランスも良い。素揚げや、から揚げ、てんぷらなどの揚げ物や、しょう油と砂糖で佃煮状に煮る。(引用:「食べられる虫 ハンドブック」)

食べ方

ノゲシ

キク科ノゲシ属/分布:日本全土/開花期:4~7月/性質:二年生/収穫期:1~12月/特徴:花は黄色で、直径2㎝ほどある。葉は柔らかく、鋸歯の先はしばしば刺状にとがるが、さわっても痛くない。似た植物のオニノゲシは触ると痛い。

花、葉、茎のすべてを食用にでき、茎と葉は野菜炒めなどにして油との相性もよい。苦味も炒める事によって和らぐので美味しく食べられる。(文:前田純)

食べ方

ギシギシ

タデ科ギシギシ属/分布:日本全土/開花期:6~8月/性質:多年生/収穫期:1~12月/特徴:高さは60から100cmにもなり、葉も10から25cmと比較的に大きな植物である。この仲間は実を見ると区別ができ、本種は少しだけギザギザしていている。

巻いた若芽を利用し、ぬめりがあるので、「ジュンサイ」のように利用できる。葉や茎のように酸味もないので、そのまま酢の物、和え物、汁物にむいている。(文:前田純)

食べ方

ミナミアオカメムシ

カメムシ目/体長:12~16mm/分布:関東~九州/食性:イネ、ダイズ、野菜など/食用態:成虫/特徴:以前は九州など南部地域に留まっていたが、次第に北上して今では関東地域でも見られるようになった。

パクチーに含まれる匂い成分が本種にも含まれる。茹でて野菜や調味料と混ぜて潰してディップソースにし、野菜やクラッカーにつけて食べるなど、調理法はパクチー料理に準じる。(文:内山昭一)

食べ方

セイヨウタンポポ

キク科タンポポ属/分布:日本全土/開花期:3~9月/性質:多年生/収穫期:1~12月/特徴:日当たりのよい場所を好み、道端や公園などどこにでも普通に見られる。条件が合えば、1年中黄色い花が咲き、在来のタンポポと区別できる。

花、葉、茎、根のすべてを食用にできる。根は、1年中採取でき、切って水にさらし、炒め物にすると、ゴボウように利用することができる。(文:前田純)

食べ方

エノコログサ

イネ科エノコログサ属/分布:日本全土/開花期:8~11月/性質:一年生/収穫期:5~12月/特徴:穂がたっており、春先に穂が見られるので、春先のものは本種である。本種は種が小さいので種の毛も密になり目立っている。

実を炒ってからお茶にする。その実をパスタや炒め物などに使うとプチプチした食感があり、ほのかな甘みを感じる。お茶と料理の2度楽しめる。(文:前田純)

食べ方

セイタカアワダチソウ

キク科アキノキリンソウ属/分布:日本全土/開花期:10~11月/性質:多年生/収穫期:1~12月/特徴:背が高くなり、大きな群落を作るので、花の時期になると黄色い花がひときわ目立つ。茎の断面は円形で茎に毛があり、葉は細長くざらつき、特有の香りがある。

ジェノベーゼソースでバジルの代わりに使い、パスタ、サラダ、魚料理や肉料理に使うととてもおいしい。花は比較的に苦味が弱いので、砂糖漬けなどにして食べるとよい。(文:前田純)

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