渋谷は外国人観光客が多いこともあってか、ヴィーガン料理の店が多数ある。店内に入ってみるとやはりお客さんの多くは外国の方だったりする。
ヴィーガンは知られているように肉や魚、乳製品、卵などの動物性食品を食べない菜食主義のこと。アニマルライツ、動物愛護の観点から近年世界的に増加しているようだ。
ただ、ヴィーガンではない私たちにとって以前から疑問だったのが、菜食主義ならば野菜を野菜として食べれば良いはずなのに、なぜ野菜を肉に似せて作り食べようとするのか、ということだった。
渋谷にあるヴィーガン居酒屋「真さか」は、植物性肉を使用したヴィーガン料理が楽しめる。看板メニューの唐揚げは、店の方に伺うと大豆ミートを使用しているということだったが、食べてみると鶏肉の繊維の感触まで再現されていて、何も言わずに出されたら本物の肉として受け入れてしまうほどのクオリティだ。一方で、肉に似せないヴィーガン料理店ももちろんある。
肉に似せることと肉に似せないこと、この違いはどのような意識の違いから生まれてくるのか、もう少し調べてみたい。
高度に都市化された渋谷周辺を舞台に食材や調理法を代替して作る「代替」料理を創作、実食可能な体験型パフォーマンス作品へ